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2008年09月23日

続 「緩慢」と「蔑視」が仕掛けた「罠」

翌日オヤジが付き添って大学病院へ

担当のM医師かなり動揺した様子で対応した

「精密検査してみないと今はなんとも言えません」と連発したらしい

「今年の4月の検査でCT検査しなかったのはどうしてか?」に

「本人が希望しなかったんじゃないですかね?」

とか「背中のしこりは脂肪の塊といってましたよね?」に

「依頼があれば検査しました」とか

脂汗額に浮かべながら「問答」したらしい

事務的にしか対応しないM医師にオヤジが

「アンタはそれでも医者か?」って胸座捕まえようとしたら

看護士さんに止められたって・・・



即日入院

翌日今後の検査と治療の説明する医師団の中に

何故かM医師は居なかった

若い研修医の先生方が伏せ眼がちだったのは今でも鮮明に覚えてる

この後繰り返される「非常に特殊な腫瘍」を初日から耳にタコが出来るくらい聞かされた


いろんな検査したけど先生方の曖昧な説明と

「一緒に頑張りましょう」も懐疑的に聞こえる

入院3週間後医師から今後の治療の説明との事で

オヤジと俺が呼ばれた

特殊な腫瘍の専門医が福岡の大学病院にいるので

転院されますか?と問われた

「直してくれるならアメリカでも何処でも行きます」とオヤジ

「今までの症例から考えても80%位の確立でよくなるはずです」

と確かに言った

オヤジが上着にレコーダー仕込んであった(証拠)

翌週福岡に夫婦で渡った

一月は入院が必要と言われたので

病院の近所に安宿かりてオヤジが看病

家族経営の店だから残された俺等も大変

良くなって帰ってくることだけを信じてこなしたさ


一ヵ月後

投薬治療続けて様子を観ましょうと告げられ

再度某大学病院に転院

「腫瘍の進捗が止まっているので大丈夫ですよ」とはH先生の弁

良くなるんだと信じていた

信じていたかった

沖縄に戻って一月

見る見る痩せ細っていくおっかぁ

相変わらず「特殊な腫瘍ですので」繰り返す白い服着た嘘つき達

おっかあが大事にしていたブーゲンビレアが満開の頃

突然「肺に転移が見られます」

「持って一ヶ月、早ければ10日持たないかも知れません・・・」

「お前直るっていっただろ!80%直るって言ったやし!」

「どんだけ嘘ついたら気がすむばぁ!お前が死ね!」

俺が云った


モルヒネで激痛を誤魔化して乾いた唇で「有難う」連呼する姿は忍びない


同級生がこの病院で手術室付きの看護士をしたいた

オペの前日に松山の「ランジェリーパブ」で女の子4人つけて

朝一のオペに「酒カジャー」させて八つ当たりするアホな医者が居ると嘆いていた

ごくごく一部の医者なのは百も承知

こんな医者も居るって伝えるのが残された俺らの使命

先日腹内口腔外科治療の第一人者が云ってた

「患者は家族だと想って手術している」って

患者はなかなか医者を選べない

でも「運が悪かった」では済まされないんだよ

なぁM先生

「セカンドオピニオン」大事です


明日はおっかぁの4年忌

合掌





続 「緩慢」と「蔑視」が仕掛けた「罠」


M医師

H医師

派出所の警官

最近約束破って開き直りの誰かさん


御用心。


タグ :緩慢蔑視

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Posted by 結丸 at 17:53 │家族
この記事へのコメント
許せないですね。許したくないでしょう。私が同じ立場なら、そいつをはっ倒したでしょうね。幾ら患者が多いからと、言う事は言い訳になりません。その医者はまだ医者として働いて居るのだろうか?
そういう医者は即刻免許剥奪して欲しいです。国が与えた資格なのだから、国も責任をもち管理してもらいたいですね。

お母様のご冥福をお祈りします。
Posted by ストライカ~ at 2008年09月23日 19:09
人の命を預かるプロとは思えない対応、発言ですね
ストライカーさんの言うようにこういう医者は「医師免許剥奪」出来るような制度を作って欲しいですね
定期的に医師の適性検査を行うとか・・・

お母様の御冥福をお祈りします
Posted by おーとまやー at 2008年09月23日 21:23
私も高校時代5ヶ月ほど入院していました  脳腫瘍で・・・

放射線治療がきつかったです

周りには色々な年の人がいましたが次の日にはベットが片付けられているのも多々ありました

色々な医師が親切に関わってくれましたが、なかには顔つきや態度で分かる医師もいました

お母様が見守っているのでこれからも家族でがんばってください!!!

TVの医師 私も見ました 全ての医師があのような志を忘れずに持ってくれたらいいのに
Posted by ハモニー at 2008年09月24日 00:44
ストライカ~殿

許せませんね医師も自分も
母は伊良部島生まれ貧乏で勉強もろくにさせて貰えなくて
口下手な所があって先生も「蔑視」している様子が伺えたんです
M医師はね他の人に「医療過誤」で訴えられたみたいですよ
「緩慢」は癖になっていたのでしょう
ありがとうね


おーとまやー殿

医師も人間ですからね多少の「過ち」は許せない事もないですが
命を預かる仕事を自覚してもっと慎重に診察して欲しかった
ごくごく一部の医者難ですよね
ありがとうね


ハモニー殿

そんな過去が在ったんですね
大変な思いしたからハモニーさんは優しいんだね
私も入院歴があるのでよく判ります
医師も看護師も献身的で素晴らしい人格の人ばかり
でもね居るんですよ自分の事しか考えないヤブ医者が
今度話聞かせてください
ありがとうね
Posted by グリフィーグリフィー at 2008年09月24日 07:15
患者は医師を選ぶ事は出来ません。
医師の適格検査は必要かもしれませんね。
酒カジャーでオペに加わる医師が居るなんて・・・

お母様、4回忌でしたか。
早いですね・・・
私も今月初めに父の13回忌を終えました。
今でも近くに父が居るような気がしますよ・・・
Posted by tsu at 2008年09月24日 21:36
tsu殿

考えられないですが実際居るそうですそういう一部の輩が・・・
法事の時は家まで駆けつけてくれましたねありがとうデス
親の分も長生きしてがんばりましょう!
Posted by グリフィー at 2008年09月25日 11:15